昇進試験インバスケットゲームの感想/まとめ

2016/3/27更新しました!
2015/7/10更新しました!
2015/2/11更新しました!

 私は2011年に昇進試験でインバスケット試験を受けました。
うちの会社では昇進試験(入社後最初に受ける昇進試験)の合格者は10%程度ということで、結構狭き門なのですが昇進すればグッと給料が上がるので必死に勉強しました。
年間で100万ほどは増えます。
昇進試験はインバスケットだけではなく論文もあり、残念ながら一発合格はできませんでした。
ただ、二度目の試験ではインバスも合格レベルに達し(論文がダメでした)、三度目で無事合格することができました。

ということで、私は実質三度(三年)インバスを受けて、二度クリアしています。
会社によって、インバスの内容や評価ポイントは違うようなので、すべての人に参考になるかはわかりませんがいくつか試験対策のポイントを書いておきます。

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1,問題の傾向をつかむ
2,採点基準を考える
3,自分の回答に整合性をもたせる
4,シミュレーションを繰り返す

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1,問題の傾向をつかむ
まずは問題の傾向をつかむことがスタートになります。自分の会社の試験は何分で、大問はいくつでその中に小問はいくつか。最初に仕分けする紙は何枚出てきてどのような番号(記号)がついているか?またマークシートなのか記述式か?計算問題はあるか
初めて試験を受ける人は会社の先輩に聞きまくってください。私はそれを怠りました。。
これを知っているかどうかでかなり差がつきます。
初めて試験を受けた人は、試験が終わった後はどうしても気が抜けますが、そこで覚えているどんな小さなことも記録しておくことが二回目以降にいきてきます。
ちなみに私の会社はマークシートです。
一般職のプロモーション試験では基本的にマークシートのようです。

2,採点(判定)基準を考える
私の受けた試験は大問が4つありました。その中で優先順位をつけたり関連する案件をまとめたりするのは加点式であると考えました。
迷った時はマークする。これが私の答えでした。
また計算問題もあったのですがこれが超難しい。時間もないし数学得意な人じゃないと解けないだろうというレベル。
テスト終了後に同期や後輩と答え合わせをしてもみんなそれぞれ違う意見。
そこで考えました。会社の一般者の昇進試験で数学が得意な人しか解けない問題を出すか?出しませんよね。つまりここで求められているのは計算能力ではなくてその他のことであると考えました。ここでこの問題が何を判定しようとしているのかさえわかってしまえばこちらのもの。2度目以降は計算すらまともにしませんでした(まともにやっても確信の持てる答えは出せない・・)。
会社はこの問題で何を見抜こうとしているのか?それを考えることが何度も問題を解くよりも近道だと思います。
そして、どのインバスにも出てくる仲間との関係性に関する問題。これはあなたがどのステージの昇進試験を受けているのか、もしくはその試験であなたがどのような立場の設定になっているかがポイントです。立場によって仲間や部下への対応が変わるはずです。
私は最初に試験を受けた時は、相当準備しました。ただ、準備しすぎて最後の問題をしっかり読まずに回答してしまいました。
どういうことかというと、試験勉強では常に自分の設定が課長や支店長といった問題ばかり解いていたのですが、本番の設定はチームリーダーでした。
上司部下の関係とリーダーと仲間という関係ではすべてが違ってきますよね。

3,自分の回答に整合性をもたせる
これは仕事をしていても同じだと思いますが、納期優先だといっておいてコスト優先の回答をしたり、どっちつかずの中間的(あいまいな)な回答をしていてはおそらく得点がつかないのだろうと思います。自分の考えをはっきり持って、整合性のある言動をする。基本ですね。
これは計算問題の時にも重要なポイントとなります。

4,シミュレーションを繰り返す
これは努力次第で誰にでもできます。仕分け作業の練習をするなら実践さながらにやる。机の大きさなんかにもこだわって机のどこを使ってどのように仕分けしていくかも練習する。解答用紙は何処におくか?高くても練習問題を買う。給料が上がるんだから先行投資。高いのでコピーして何度も使う。一度やっただけじゃ不十分。

ということで色々書いてきましたが個人的な意見なので参考程度に見てもらえばと思います。試験まで余裕のある人はそもそもインバスケットは何か?というところから入ってもいいと思います。それが出来れば何も怖くないでしょう。私は最初に落ちてから本気になりました。
私の会社の場合はこの試験に受かると本当に給料が一気に伸びます。
参考書や問題集はけちらずしっかり買って臨みましょう。

参考文献をご紹介します。問題にも多く取り組んで慣れておくことが一番大切です。

残念ながら落ちてしまった人

来年以降の人事異動で重要なポイントとなりますので秋頃に昇進試験のある会社が多いようです。10月くらいに結果発表があったところも多いのではないでしょうか?
残念ながら落ちてしまった人。後悔したり、放心状態になったり、投げやりになったりしている場合じゃありません。来年に向けて準備しましょう!一年なんてあっという間です。
といっても、しっかり準備するだけの余裕はあります。
まずは今回受けた試験を思い出してどんな小さなことでもノートに書きとめましょう。
問題数、回答時間はもちろん、どのくらいの時間を要したかや、そのときの心理状態も書き出すとよいでしょう。今の一手間が、来年絶対に生きてきます。
次にほかの人と情報交換しましょう。
自分では覚えていなかったことや気がつかなかったことを補えるでしょう。特に受かった人には恥を忍んで聞きまくりましょう。後輩からでも聞かなきゃだめです。試験に受かった時点でもはや先輩です。プライドを捨てましょう。
最後にテストを振り返って分析をして年間の計画を立てましょう。
今スタートできる人が来年受かる人です!!

※2015年の傾向
 インバスケット試験には大きな変化はないようです。私の会社ではここ数年傾向は変わっていないようです。
 そのうえでお勧めの勉強法としては、まず問題集をとくこと。次にインバスケットを知ること。ただしこちらは勉強時間がある人へのおすすめです。試験前1週間で本を読み始めても全く無駄です。お勧めの本は下記の4つ。